2024年始まって早々1月3日 母が側溝に嵌った。
79歳パーキンソン病+レビー小体型認知症。
薬の副作用×病気の症状で、常に幻覚が出やすく、これまでにも何度も警察のお世話になっている。
「家に火をつけらえた!」と、夜中に裸足で飛び出して110番通報
「娘が風呂場で縛られている」と110番通報
その都度呼び出されるのは私だ。夜中であろうとお構いなく・・・
警察に保護されたときどうする?
一番多かったのは「迷子」
本来のせっかちな性格、方向音痴、幻覚、認知症、不慣れな道(高齢になってから引っ越した)
迷子の要素を全て兼ね備えていて、一度買い物に出たら90%家に戻れず警察に保護される。
これもまた、昼夜問わず呼び出されるのは私だ。勘弁してくれ・・・と言いたくなる(いや、実際言った笑)
ちなみに。
迷子で警察通報されたら、警察は必ず誰かに引き渡して書類にサインをもらわないといけない。
仕事中だろうが、呼び出される。
困るのが警察署に連れていかれること。
警察署まで連れていかれると、私はそこまで迎えに行ってサインをして、そこから連れて帰らなければならない。
車を持っていない私は、シェアリングカーかタクシーを利用しないといけない。
迷子5回を超えたあたりから私も慣れてきて
「警察署に行かないで!家に連れて帰ってもらえませんか?家に向かいます!」
と言って連れて帰ってもらう術を身につけた。
最近は転倒も増えてきてあんまり歩けなくなってきてたから、外に出ないので迷子になることもなくなっていた。
すっかり油断していた。
訪問看護で訪問
訪問すると家にいない
私は訪問看護師として、母親の訪問看護にも行っているのだが、この日は訪問の日だった。
訪問すると家にいない。そんなはずはない。デイサービスでもないし、ここ半年ほど外には出ていない。押し入れの中、トイレの中、お風呂の浴槽の中まで探したけどいない。
ちょうど訪問してきた介護スタッフとも手分けして近隣を捜索。
1時間ほど探し回ったが見つからない。事故などの最悪の状態を想像し、今回は初めて自ら警察に赴いた。
警察で事情説明している間に、弟が携帯の位置情報で位置確認。ほぼ同時のタイミングで救急車から連絡が入る。
え?側溝に嵌ってる??
この狭い側溝の中に嵌っていたらしい。自宅から500mくらいの場所だった。
いや。ここ、何回も通ったのに見つけられなかった。
ひょっとして溝の中にいた??
(どうでもいいけど神戸は何でこんなに蓋がされてない側溝が多いんだ?)
擦過傷程度でした
現場に到着すると、母は救急車に乗せられていた。でも、手や膝の擦過傷、頭にも傷はあったけれど意識もしっかりしてたので、自宅に戻ることに。
(救急車が自宅まで送り届けてくれた。感謝!!)
この溝に落ちて嵌って、擦過傷で済んだのは奇跡としか言いようがない。
私の家系の伝統「こけかたが上手」「骨が丈夫」
ご先祖様&遺伝子に感謝🙏
往診
念のため主治医に連絡し、往診してもらう。
動きが悪くなったのでパーキンソンの治療薬であるネオドバストンの量を増やしていたのだが、そのことにより幻覚が悪化、動きも良くなることで多動性も出てきてしまうことが原因の一つであるとのことで、薬は減量に。
動きは悪くなるけれど、危険行動と天秤にかけたら、動けない方が安全と判断。
(パーキンソンと薬については後日説明します)
介護はガチャの連続
母の介護を本格的に始めたのは2年前。
大阪で一人暮らしをしていた母だが、救急搬送され入院することが増えてきたので、私の家の近くに引っ越しすることにした。
訪問看護で介護看護には慣れていたけれど、実際に自分の家族を介護するのはまた少し違う。
毎日思わぬ事件が現れる。
まるで毎日ガチャを引いてるみたい。
それでも、母もそれなりに生活を楽しめて、大きな怪我無く過ごしていけるのなら、ガチャはそれなりに当りが出ているということにしとこう