介護の相談は誰にしますか?相談できる人の大切さ

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介護のこと、相談できる人はいますか?
それは多くの方が「誰に相談したらいいか分からなかった」「友達に聞いたけど、思っていたことが教えてもらえなかった」などと口にされていることです。

介護の相談を誰にしますか?というアンケートの結果です。
6割近くの方がケアマネージャーさんに相談されています。
次いで、配偶者や友人となっています。
要介護認定を受けておられる方は、ケアマネージャーさんに相談することも可能かと思いますが。
もともと介護を全く受けておられない方が、急な病気や骨折などで、入院期間中に要介護認定を受けることもあります。
その時は、相談できるケアマネージャーさんもいないこともあります。
介護は必要なくても、一人暮らしは不安だから、いずれか施設に入りたいけと思っておられる方もいると思います。

核家族化、単身世帯の増加に加え、地域コミュニティも希薄になっている現代社会では、気軽に相談できる人・場所というものが少ないということも考えられます。

戦前は、子育ても介護も一人でするものではなく、家族全員で、さらに言えば地域全体でするものでした。
多世代の家族が同居して、家事も分担及び共同作業、子どもたちもお手伝いをするのが当たり前。
地域にはかならず怖いおじさんもいたりして、悪いことをした子どもは怒られていました。
それは、地域で子育てをしていたということなのだと思います。
出来た料理や野菜などはおすそ分けしたり、物々交換したり。
地域全体がコミュニティとして、子育ても介護も助け合って行っていました。

今は核家族化し、介護も子育ても仕事も同時進行しなければならない時代です。
地域のコミュニティや専門家を十分に活用して、
相談できる人、場所、息抜きできる場所を作っておくことが大事なのだと思います。

また
「配偶者や友人に相談した」というお客様も多いのですが。
介護の経験も少なく、限局的になってしまいがちです。
自身が体験したことでしか話せないとなると、介護の方法や施設の選択にも偏りが出てしまうことが多いです。

以前読んだワーキングケアラーの本の中で
「介護に関することを素早く的確に相談するためには、介護のプロと仲良くなっていることが大切です」
というフレーズがありました。

ケアマネージャーさんに相談できない場合でも、いつでも気軽に相談できる場所は必要かと思います。
地域のつどい場や家族会などを、大いに活用してみてください。

エルダリーサポート「これから」では、そういったお悩み事を無料で相談できる窓口です。
困ったこと、心配なこと、専門的なことでの質問などありましたら
お気軽にご相談ください。

私も、パーキンソンの母親の介護経験者、ワーキングケアラー
そして、訪問看護の現場で働いてきた看護師です。
何等かのお役に立てれば幸いです。

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在宅介護・在宅看護経験20年。
パーキンソン病+レビー小体型認知症の母親介護中
高齢者施設関係の仕事しています。
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